女の子の赤ちゃんが生まれると、その健やかな成長や健康を願い、母方の祖父母から雛人形が贈られるのが通常です。
子供が小さいうちは毎年しっかりと飾りその成長や健康を祝うものですが、だんだんと飾らなくなってしまったり、嫁いだ先に雛人形をしまうスペースがない、持ち主がなくなってしまったなどの理由で、処分を検討している人も多いかもしれません。
しかし大切にこれまで飾ってきた、いわば女の子の身代わりのような存在でもあり、粗大ゴミのように捨ててしまうことに抵抗を感じる人も多く見られます。
このような不要になった雛人形処分したいのであれば、処分の方法やタイミングについてしっかりと見極めておくことが大切です。
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目次
雛人形の処分方法
買取業者を利用する
まず最初に雛人形の処分方法についてですが、第一に買取業者を利用する方法が挙げられます。
場合によっては収入を得ることができたり、買値がつかなくても無料で処分できる可能性が高まります。
場合によっては処分のために手数料が取られる可能性があるため頭に入れておきましょう。
この値段については業者により異なるため詳細は個別に確認する必要があります。
業者に引き取ってもらうためには、タイミングも十分に考慮すると良いでしょう。
あくまでも季節性の高いものであるため、需要のある期間であれば高値で開取られる可能性も十分にあります。
期間中は買取を強化しているものの、それ以外は受け付けていないケースも多く見られます。
ニーズが高まるのはやはり年明けから2月あたりまでと言えるでしょう。
買取業者を選ぶ場合には、見積もり料金や出張料金が発生しないところを選ぶのが良いです。
大きいサイズのものとなると配送料もかかり、持ち込むにしてもかなりの労力を要します。
せっかく値段がついたのにもかかわらず、諸経費が上回ることないように十分に気をつけましょう。
人形供養をして処分する
そして2つ目には人形供養をして処分する方法が挙げられます。
これは人間がなくなった時、ペットがなくなった時と同じように、処分をする方法です。
長年にわたって我が子の成長を見守ってくれた大切な存在であるため、処分にあたり供養をするのは良い事といえます。
多くの人がそのまま廃棄処分しても良いのかと気になっているかもしれませんが、きちんと供養を行えば、後ろめたさもなくなります。
供養の方法にはいくつかの方法がありますが、その1つが寺社に供養を依頼する方法が挙げられます。
インターネットなどで検索してみると、全国で雛人形の供養が行われている寺社が見つかるはずです。
もしも自分が住んでいる地域の近くに見当たらなければ、郵送で受け付けているところを利用することでしっかりと供養を行うことができます。
ホームページを見てみると、申し込みの手順や、お布施の目安の確認などができます。
直接問い合わせをすると間違いはないでしょう。
中には予約不要で持ち込みを受け付けているところもあるので、思い立ったが吉日で直接供養をお願いしに行くのも良い方法です。
自社の中には人形供養を公開しているところも見られます。
その場で最後のお別れをすることもできるでしょう。
様々なタイプの供養の方法があるため、自分の理想に近い供養ができるところを探すのも1つの手段です。
日本人形協会に代行を依頼する
そして日本人形協会に代行を依頼する方法もあります。
供養の手間を省きたければ、一般社団法人の日本人形協会が供養の代行サービスを行っているのでこれを利用してみましょう。
不要になった人形をいつでも受け付けていて、毎年10月ごろには人形感謝祭が行われ、ここで供養が行われます。
申し込みをすると専用のキットが送られてくるため、これに従って梱包し、日本人形協会宛に送りましょう。
知り合いに譲る
さらには知り合いに譲る方法も挙げられます。
近くに欲しいと言う人がいれば、譲るのも1つの手段です。
思い出の品がまたどこかで大切にされるのは嬉しい限りです。
知り合いであるため深刻なトラブルに持ち込まれる心配も少ないでしょう。
場合によっては近所の幼稚園や保育園、公民館などで寄付を募集しているところもあるかもしれません。
このような所に持ち込めば、末永く大事にしてもらえるはずです。
ビックひな祭りに寄付をする
寄付と同じような理由で、ビックひな祭りに寄付をすることも挙げられます。
ビックひな祭りとは徳島県勝浦町で行われているイベントであり、ここでは集められた人形が飾られています。
2月から4月初旬の間に行われる春のイベントとして、全国的に有名です。
会場の中央にはピラミッド型に、なんと100段のひな壇が立ち並んでいます。
その高さ8メートルにも上るかなり大きなものです。
同じようなイベントは和歌山県の南紀勝浦や長野県の信州須坂、埼玉県の鴻巣などでも行われているので、早めに問い合わせをしてみると良いでしょう。
自治体のリサイクルセンターに出す
最後に自治体のリサイクルセンターに出すのも1つです。
資源を有効活用するリサイクル、リユースを目的に作られた施設であり、リサイクル品として扱っている時々体もあります。
受け入れ可能な期間が定められていて、時期を逃すと1年待たなければならないので十分に注意しましょう。
