航空会社に就職をしたいという人は、多くいます。
当然倍率も高くなるため、自身がこれまでどのような経験をしたり知識を身につけ、それを会社でどのようにして活かしていくかをアピールしなければなりません。
とは言っても、志望者が多くいるため他の人よりも何か抜きんでたものが無くてはならないのです。
航空会社と言っても、働き方は様々です。
最も人気なのが客室乗務員ですが、その他にも事務員やパイロットも挙げられます。
客室乗務員に求められるのは、何と言ってもTOEICや英検をはじめとする語学力です。
会社によって異なるため一概には言えませんが、一般的にTOEIC600点以上かそれと同等の英語力を有するものを要件に設定しています。
つまり、この資格がないとそもそも応募すらできないのです。
英語だけでなく、中国語や韓国語などの重要性も高まってきていますのでこれらの資格を保有していれば採用の際に、かなり有利になるとも言われています。
事務員には、様々な資格が必要です。
事務ではパソコンを使用するのが当たり前になっていますので、MOSは必須と言えるでしょう。
ワードとエクセルが使えないと、そもそも働く際に不利となります。
むしろこの資格を保有していないと問題外だとする会社もあるくらいですので、航空会社とは言えパソコンを使用できる能力が求められるのです。
意外な資格を挙げれば、漢検があります。
漢検と聞くと、高校受験や大学受験で役に立つものであるため就職の際には特にアピール材料にならない、という人もいるかもしれません。
ところが、近年スマートフォンやパソコンが普及し文字を書くという機会が圧倒的に減少しました。
事務をするにはパソコン入力が基本であるため、字を書くことが減少したのは確かです。
とは言え、書類を作成する場合には手書きが一般的です。
そうなると、正確かつ綺麗な字を求められるのは必然だと言われています。
漢検にも幅広く級が設定されていますが、就職の際に必要なのは2級以上だとされていますので、決して簡単に取得ができるというものではありません。
合格率も30パーセントに届くかどうかというものですので、しっかりと勉強をすることが大切なのです。
航空会社だけでなく、全般的に必要なものが簿記でしょう。
簿記は、会社の経営状況を把握するために必要なもので、これがあるとないとでは採用する側の印象も全く異なってきます。
なぜならば、簿記を取得していればある程度経営状況を読み取れる力があるのだと、評価してもらえるのです。
自分は経理を希望していないから取得しなくても問題はない、と考える人もいるかもしれません。
しかし、採用されてからどこの部署に配属されても対応ができると評価してもらうためにも、保有が求められるのです。
パソコン社会の現代では、入力ができるのはもちろんのことウイルスやネットワークの仕組みなどに精通していなければなりません。
そのために需要が高まっているのが、ITパスポートです。
年々知名度も高くなっており、採用後に取得を義務付ける会社が多くあります。
航空会社では、コンピューターで様々なことを管理していますのでこれをウイルスなどで破壊されてしまうと、乗客の安全を確保することが困難になってしまいます。
それを防止するためにも、どのようにして対応をすればよいのかということや正しい知識を身につける必要があるのです。
その他にも、心の健康が問題視されている社会の中で自身のメンタルを健康に保つためにもメンタルヘルスマネジメントの資格も求められます。
これをしっかりと勉強することで、ストレスにどのようにして立ち向かうかなどを理解できるのです。
